JFEスチール、超高強度鋼「ファイン ガンマ」を開発

自動車 ニューモデル 新型車

JFEスチールは6日、疲労強度を15〜20%高めた、超高強度の棒鋼「ファインγ(ガンマ)」を開発し、世界初の量産に成功したと発表した。同素材を使うと、自動車の動力伝達部品の小型化が可能になり、1台あたり最大45kgの軽量化が可能という。

新素材は、結晶の粒子径を2−3μと通常の10分の1程度にまで微細化することで、強度を飛躍的に向上することができた。従来、結晶の微細化で強度が増すことは知られていたが、量産技術は確立されていなかった。

同社は、金属加工の際の熱処理工程に着目したプロセス開発を行うとともに、成分設計を見直すことで、超微細結晶粒を安定的に生成することを可能にした。

自動車の場合、等速ジョイントやクランクシャフト、ミッションシャフトといった部品への使用が見込まれ、エンジンやトランスミッションの小型が可能になるという。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  2. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  3. トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
  4. スズキの新型ハイブリッドSUV『インビクト』、インド安全性評価で最高の5つ星獲得
  5. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る