ホンダレーシング…アグリF1、口ごもった鈴木代表

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ホンダレーシング…アグリF1、口ごもった鈴木代表
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今季からF1に参戦する新チーム、スーパーアグリ・フォーミュラ1の鈴木亜久里チーム代表は、20日の「2006 Honda Racing 体制発表記者会見」に姿を見せ、あらためて今シーズンに向けての決意表明を行なった。

翌日からのバルセロナ合同テストに初参加ということもあって、佐藤琢磨と井出有治の両選手は姿を見せることができなかったが、亜久里代表だけはこの日の会見に参加。エンジン供給者であるホンダとの強い関係をあらためてアピールしたかっこうだ。

司会者から今季の目標を訊かれた亜久里代表は、「目標……、目標ということですが、ええと……」とやや口ごもった調子に。既にF1の厳しさを充分に痛感しているがゆえ、いつもの歯切れの良さが影をひそめたしゃべり出しとなったようだ。

しかし、すぐに亜久里代表らしい力強い口調を取り戻して、こう語った。「まず、バーレーンにマシンを間に合わせることが大目標だったわけで、それはなんとか達成できそうなところまで来ました」

準備期間の短さに起因する諸問題により、シーズン前半は4年落ちともいわれるベースマシンを改造した「SA05」で戦わなければならない。「前半戦は苦しいと思う。でも、シーズン途中からはニューカー(本命マシンの『SA06』)を投入するので、そこで戦闘力をつけて、鈴鹿の日本GPに帰ってくるころには、キチンとF1を戦えるチームになれるよう、がんばります」。これこそが真の大目標である。

スーパーアグリのエンジンは、ホンダワークスチームと同じく、「RA806E」。このV8エンジンの供給に際し、ホンダからは「12名ほどのスタッフがスーパーアグリを担当します(和田康裕氏)」とのこと。基本的にワークスと同一のスペックが、スーパーアグリにも供給される予定だ(シーズン動向で多少の差異が生じる可能性は当然あるだろうが)。

《遠藤俊幸》

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