ひき逃げ事故を起こした15歳、危険運転容疑で追送検

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追跡するパトカーからの逃走中に赤信号無視を無視して交差点に進入、クルマ3台と衝突し、3人に軽傷を負わせた15歳の少年について、福岡県警は24日、行為が悪質とみなして危険運転致傷と道路交通法違反(速度超過、ひき逃げ)の容疑で追送検した。

福岡県警・折尾署によると、問題の事故は1月24日の午前1時30分ごろに発生している。遠賀町浅木付近の県道をパトロールしていた同署のパトカーが、制限速度を大幅に上回る速度で走行している乗用車を発見。停止命令を無視して逃げ続けたために追跡を開始した。クルマは約2km離れた中間市垣生の交差点に赤信号を無視して進入し、交差道路を青信号に従って走行してきたクルマと出会い頭に衝突、対向車線側に弾き飛ばされ、信号待ちをしていた乗用車やトラックとも衝突した。この事故では3人が打撲などの軽傷を負っている。

運転していた若い男はクルマを捨てて逃走しており、警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査していたが、別の自動車盗難事件で1月27日に窃盗容疑で逮捕された15歳の少年が「パトカーから追跡されている際に事故を起こして逃げた」と供述。これが1月24日の事件であることがその後に判明した。この際に使われたクルマも少年が盗んだものだった。

警察では慎重に捜査を進めてきたが、逃走時の速度は90km/hを超えていたこと。信号無視を何度も繰り返したこと。そして自動車盗難や無免許運転の発覚を恐れて逃走していたことなどから「悪質事案」と認定。被害者のケガは軽かったものの、高速度理由の危険運転致傷に当たるとして、窃盗容疑に続いて追送検を行った。

《石田真一》

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