31日に開幕した「第33回東京モーターサイクルショー」で、ちょっとした注目を集めていたのが警視庁のブースだ。今回初めての参加で、しかも怖い白バイ隊員のお兄さんではなく、女性の隊員だったこともあって、ブースの周りは黒山のような人だかりだった。
白バイにまたがることもでき、記念に写真を撮る姿が多く見られた。特に子供には白バイ隊員の制服が用意され、それを着た子供が喜んで白バイにまたがっていた。また、警視庁のマスコット「ピーポ君」もいて、子供が喜んで一緒に写真を撮っていた。
現在、女性の白バイ隊は全国で39あり、それぞれ名前が付いている。警視庁の女性白バイ隊は「クイーンスターズ」で、メンバーは11人。日頃の訓練は一般の人には想像できないほど厳しいそうで、泣きたくなるようなこともあるとか。
「とにかく限界まで挑戦しますので、転ぶこともしばしばです。しかし、公務中の一般道では絶対に転びません」とはクイーンスターズの一人。そして、安全運転についての話しが始まった。
日頃厳しい女性白バイ隊員たちもこの日ばかりは笑顔で接していたが、二輪車に乗る筆者に対し、帰り際「ぜひ安全講習を受けてください」と念を押すことを忘れなかった。