ホンダが発表した2006年3月期の単独決算は、売上高が前年同期比7.7%増の3兆7570億円、営業利益が同62.6%増の2398億円となり、増収増益となった。売上高、営業利益ともに過去最高。
期中の四輪車の売上台数は、国内は低調だったものの、輸出が好調で同7.2%増の128万台となった。二輪車の売上台数も同10.0%増の111万台と大幅に増えた。
損益では、新車の販売好調で525億円、コストダウンで163億円、為替差益で763億円の増益効果があった。販売管理費の増加で397億円、研究開発費の増加で131億円の減益効果があったものの、全体では大幅増益となった。
経常利益は過去最高の同52.4%増の3219億円、当期純利益も過去最高の同108.8%増の3017億円となった。
2007年3月期の業績見通しは、売上高が同4.9%増の3兆9400億円を見込むが、営業利益は為替差損によって同33.3%減の1600億円、経常利益が同13.0%減の2800億円、当期純利益が同27.1%減の2200億円となる見込み。