【東京ミッドタウン】60チャンネルサラウンドで演出

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【東京ミッドタウン】60チャンネルサラウンドで演出
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三井不動産・東京ミッドタウン事業部でコンベンションホールを担当する亀口敬さんは、これまで数々のイベントを担当してきた経験を持つ。東京モーターショーには晴海時代から関わってきた。その経験から、建設中の東京ミッドタウンホール(仮称、以下同じ)では「使う側の利便性」と「サービスの柔軟性」を第一に考えることができた。

中でも気を配ったのは、照明から電源、通信などの各種ワイヤー系インフラ。常設された設備システムをそのまま手軽につかうこともできるし、持ち込み機材を使って凝った演出を行うこともできる。常設されたインフラの充実ぶりについて、「使う側として、“あれがあったらいいよね”という希望や要望を積み重ねていった結果、かなり潤沢になった」と亀口さん。

最大60チャンネルのサラウンドが可能な音響設備も自慢の一つ。例えばセミナーや発表会では、主催者の伝えたいことが来場者に心地よく伝わらなければならない。DSPによって音の到達時間を調整することで「会場内のどこにいても話し手の声がキレイに通る」ことを目指した。このあたりも旧来の施設に比して、東京ミッドタウンホールが記者会見や新型車発表会の会場に選ばれる所以となるだろう。

また、OPS(ワンストッププロフェッショナルサービス)という考えが採用されており、ホールを使う際に必要な手続きであるとか、臨時設備の設置申請、ケータリング手配に至るまで、ひとつの窓口で対応する。主催・企画者はあちこちを巡る必要もなく、東京ミッドタウンホールのスタッフが利用計画の打合せから開催当日にいたるまで、準備・運営に対応する。

今後、ウェブでの配信を意図した派手な演出の新型車発表会も企画されるだろう。ウェブを使ってエンドユーザーに向けて直接情報発信するためには、主催者は高度な音響・映像・照明技術を会場に対して要求する。東京ミッドタウンホールでは、そういった要求を想定して準備されている。

《石田真一》

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