【速報 ホンダ ストリーム】プロトタイプ、見た、乗った、走った

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【速報 ホンダ ストリーム】プロトタイプ、見た、乗った、走った
【速報 ホンダ ストリーム】プロトタイプ、見た、乗った、走った 全 7 枚 拡大写真

7人乗りコンパクト・スポーツ・ミニバンの先駆車であるホンダ『ストリーム』が7月半ばにモデルチェンジを敢行する。2代目は1.8リッターと2リッターモデルでシリーズを構成するようだ。

注目のモデルは、モア・スポーティを掲げて登場した「RSZ」。ホンダ4輪の開発拠点である、北海道・鷹栖プルービンググラウンドで最終プロトタイプに試乗する機会に恵まれた。

最初に試乗したのは、フラッグシップモデルと目される2リッター・RSZである。新開発のR20A型直4 i-VTEC(SOHC)エンジンは150ps/19.4kgm(110kW/190Nm)のスペックだ。このエンジンは軽快かつ、気持ちいい出力特性が感じられた。7スピードモード付きCVT(FFモデル)との相性がよく、実用域のトルクも豊かだ。切れ目のない滑らかな加速を披露してくれる。

1.8リッターのi-VTECエンジンは、主にベースグレードに搭載予定のユニットで、『シビック』譲りの素性のよさが感じられた。こちらは5速ATとの組み合わせだが、レスポンスは鋭く、高回転のパンチ力もある。100km/h走行時は2リッター、1.8リッターともにエンジン回転数は2000rpmほど。高速走行時の静粛性は高く、ロングツーリングもじゅうぶんこなせる快適性の高さだ。

RSZには、Sレンジでのマニュアル変速に加え、Dレンジモードにもワンアクションで変速できる機構を採用している。ハンドルに手を添えたままパドルで変速でき、しばらくするとDレンジに自動復帰する。

フットワークはミニバンとは思えない、軽快かつ優れた接地フィールだ。スタビリティは群を抜いて高く、狙ったラインに難なく乗せることができる。剛性は2ランクほど高められ、懐の深いコーナリングを見せつけた。しかも17インチタイヤを履くRSZでも乗り心地がいい。第2世代のストリームは、ドライビングの楽しみと同乗者への優しさを両立させたところがキーワードだといえそうだ。

《片岡英明》

片岡英明

片岡英明│モータージャーナリスト 自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

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