【D視点】進化する軽----ダイハツ ソニカ

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【D視点】進化する軽----ダイハツ ソニカ
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  売れる条件、取りそろえました

ソニカは売れる軽自動車にするためのスペックが凄い。軽自動車の商品開発では、目玉になるポイントが必要である。それは、数値に表せる性能や寸法などのスペックで明確に差をつけること。また、コンセプトも理解されやすく明快であることが大切なのだ。

私も以前あるメーカーで軽乗用車の開発を担当したことがあるが、今もこの鉄則は変わっていないはずだ。軽自動車の多くの顧客は数値にシビアで、情緒より使い勝手を優先するのである。

ソニカの目玉の一つ目は、何といってもパワートレインである。燃費とクリーンな燃焼を考慮したターボエンジンと、運転しやすいトルクコンバーター付きのCVTとの組み合わせで、高出力ながらリッターあたり23km(10・15モード)というトップクラスの低燃費を実現している。

二つ目は、触媒貴金属のプラチナに自己再生機能を持たせた排出ガス浄化システムの採用である。環境への配慮は顧客にとってステータスになりつつある点も、ダイハツは見逃していないようだ。

三つ目に取り上げるべきはプラットフォームである。現在の「軽」のFF車のなかで最も長いホイールベースを誇る『タント』と共用し、2440mmを実現した。

四つ目が足回り。廉価版を除き、15インチタイヤを標準装備とし、走り訴求型モデルに相応しく車体補強を含めたリファインを施している。新タイプのリアスタビライザー(2WDに装着)も見逃せない。

このように、スーパーポイントを4つ揃えた商品企画からは、「売れてなんぼ」への完璧な対応ぶりが伺える。

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《荒川健》

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