【新聞ウォッチ】トヨタ欠陥8年放置、それでも「落ち度はない」

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年7月11日付

●トヨタ欠陥8年放置、強度不足熊本で事故、部長ら書類送検 業務上過失傷害容疑(読売・1面)

●GM 日産・ルノーと提携交渉“ゴーン流”どこまで(読売・8面)

●トヨタが新盗難防止装置(読売・8面)

●いすゞ、ロシアで小型トラック生産(読売・8面)

●トヨタ部長書類送検、品質管理強化の矢先、新体制信頼回復いかに(毎日・8面)

●インドの自動車新事情(下):富裕層狙い差別化(毎日・8面)

●MINI限定160台国内販売(産経・11面)

●GMとの提携構想、日産グループ当惑顔、ゴーン社長の真意見えず(日経・11面)

●ダイハツ、九州にエンジン工場08年度にも年20万基 100億円投資(日経・13面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車がRV『ハイラックスサーフ』ワゴンの欠陥を認識しながら約8年間もリコール(無料の回収、修理)を届け出なかったため5人負傷の交通事故が起きたとして、熊本県警交通指導課は業務上過失傷害容疑でトヨタのお客様品質保証部長ら3人を書類送検した。きょうの日経を除く各紙が1面準トップで報じたのをはじめ、社会面や経済面でも大きく取り上げている。

トヨタ関連の記事が社会面を賑わすのは5月に発覚した北米トヨタ社長によるセクハラ訴訟事件以来のこと。ただ、今回のリコール放置問題はトヨタが「当時はリコール不要と判断」「落ち度はない」と反論、県警と主張が真っ向から対立している。

トヨタでは先月、「品質保証本部」担当役員を豊田章男副社長を含めた2人体制として品質管理の強化に乗り出したばかり。来週20日には渡辺捷昭社長ら首脳陣が出席する年央会見が予定されている。豊田副社長らがどんな“釈明”をするのか注目される。

《福田俊之》

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