スズキから発売された新ジャンルのコンパクトクロスオーバー『SX4』には1.5リッターと2リッターの2種類のエンジンを用意している。2リッター車には17インチタイヤを装着し、車高も15mmほどローダウン化されているので、2車の乗り味は少し異なったものになっている。
SX4のチーフエンジニア補佐の森田浩之さんは「1.5リッターも2リッターも、基本的にサスペンションの方向性は同じですが、2リッターのほうが車高を下げているぶん、機敏に動いてくれると思います」という。
実際に2リッターのほうが、ハンドリングが若干シャープに感じられ、スポーティな動きを見せてくれる。それでいながら、17インチという大径タイヤを装着しても、乗り心地の悪さを感じさせることはなかった。
このサイズのコンパクトカーで、17インチタイヤを履きこなせるというのは、それだけボディやサスペンションのチューニングが上手く仕上がっている証拠だ。(つづく)