【ホンダF1】日本GP直前会見…尻上がりで鈴鹿へ

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3日、F1世界選手権シリーズを戦うホンダ陣営が、直前に迫った第17戦・日本グランプリ(鈴鹿サーキット/8日決勝)に向けての定例記者会見を都内で実施した。

今季からシャシーを含めた“オールホンダ”での参戦を開始し、ついに8月のハンガリーGPでは第3期F1活動における初勝利を挙げたホンダ。その勝利の立役者ジェンソン・バトンと、同僚のルーベンス・バリチェロ、さらにチーム首脳陣が、当面の最終F1開催となる地元鈴鹿での健闘を誓った。

「僕にとって鈴鹿は母国GPのような存在だ。来季のカレンダーから鈴鹿が外れたことには、とても失望している」。ホンダのホームコース鈴鹿が大好きなバトンは、そう語って残念がる。“ホンダ・ホンダ”の前身であるBAR・ホンダ時代から、すでに4シーズンをホンダのエースとして過ごした。最後の鈴鹿では「04年のレースのときのように、たくさんのファンの声援を受けて、表彰台に立ちたいね。雨なら、さらに期待は高まる。我々のマシンは雨に強いからね」と、気合い充分だ。

今季、フェラーリからホンダに移籍してきたバリチェロにとっては、鈴鹿の次が母国ブラジルでの最終戦となり、“連続母国GP”という大事な終盤戦となった。

「オハヨウゴザイマス!」と日本語で切り出した大ベテランは、「ホンダの一員としては初めての日本GPだが、うまくいくだろうと感じているよ。(フェラーリ時代の)03年に、僕は鈴鹿で優勝しているんだからね。ベストを尽くす。今現在の我々の力量は、もう表彰台のすぐ近くまで来ている」と自信たっぷり。

バトンが優勝したハンガリーGPから、ホンダ勢は現在4戦連続でダブル入賞を継続中。ホンダは尻上がりに調子を上げている。ニック・フライCEOも、「最低限、ダブル入賞。表彰台を狙う」と鈴鹿での目標を語る。ルノーとフェラーリのトップ2にはまだ届かないが、最近の安定感を考えると、マクラーレン・メルセデスをおさえて総合戦力3番手の位置にいるといってもよい、今のホンダ。20年目の鈴鹿F1で、大輪の花を咲かせるか---?

《遠藤俊幸》

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