ダイハツ工業の神尾克幸副社長は、5日発売した新型『ムーヴ』シリーズの当面の販売目標について「年内に受注で5万台」を目指す方針を示した。
4年ぶりに全面改良したムーヴシリーズは、モデルサイクルを通じて月1万2000台の販売計画を掲げている。ダイハツのトールワゴンは『タント』も販売が好調に推移しているが、ムーヴは同社の軽自動車の主力であり、全面改良を機に当面は計画を月5000台程度上回る販売を目指す。
また、神尾副社長はスズキとのトップ争いについて、首位奪取は「目標ではない」としながらも、「今年暦年では難しいが、年度(2006年度)では、いい競り合いになるかもしれない」との見通しを示した。