【インタビュー】ホンダディーラーも活用、電子マネー「Edy」

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【インタビュー】ホンダディーラーも活用、電子マネー「Edy」
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ホンダのディーラーがEdy対応

−−EdyはFeliCa決済の黎明期からあるプリペイド(前払い)型の電子マネーで、今やこの分野の代名詞的なものになっていますね。am/pmやサークルK/サンクスなどコンビニエンスストア業界でも真っ先に導入されて、利用シーンが普通になってきている。

宮沢そうですね。利用者数は順調に伸びて(Edy IDの)発行数は2000万を超えました。また利用件数が多いのも特徴で、一カ月で平均約1450万件のEdy決済が行われています。

−−利用できる業種が広いのも特徴ですね。コンビニやスーパーはもちろん、ドラッグストアや飲食店、ショッピングセンター、一部の有料駐車場でもEdy対応が始まっています。

宮沢自動車ビジネスでもご利用いただいていますよ。実はホンダの「Honda C-card」にEdyをご採用いただいていまして、全国2600店舗のホンダディーラーがEdyの加盟店になっていただいています。

−−Honda C-cardというのは、いわゆる自動車ブランドのクレジットカードですか。

宮沢クレジットカードと、クレジット機能のない会員カードがあります。このどちらにもEdy機能をつけていただいています。

−−メンバーズカードのEdy活用というと、全日空(ANA)のANAマイレージカードが成功事例ですが、ホンダはどのような活用をしているのでしょうか。

宮沢EdyはCRMに活用できるのがメリットですので、ホンダディーラーでもこの点で活用していただいています。例えば、Edyには電子マネーをお客様に送る「Edyギフト」という機能があるのですが、これを様々なキャンペーンでご活用いただいています。

−−なるほど。Edyは「支払う」だけでなく、「もらう」という使い方ができますからね。ディーラーが優良顧客に贈るクーポン的な活用ができますね。

宮沢しかもEdyギフトの受け取り場所をディーラー店舗にすることができますので、ディーラーから見ればお客様の来店機会の向上に使えます。また現金やクーポンでキャッシュバックするよりも手数料や管理の面でコストがかかりません。物品で景品とすると在庫管理や保管場所の確保といった面倒も生じますよね。その点、Edyならば電子マネーですから、そういった煩わしさがありません。ディーラーにとっては便利な販促ツールと言えるでしょう。

−−ユーザーの立場でも、Edyならコンビニや飲食店、ドラッグストアなど使える場所が多いですから、クーポン券をもらうより嬉しいかもしれません。現金で口座にキャッシュバックというよりも生臭くないというか、スマートな印象になりますし(笑)。

Edyは単なる支払い手段だけでなく、CRMとして活用できる「決済+α」の部分が豊富です。そこが自動車ビジネス、特にディーラーにとって活用しがいのある領域と言えそうです。

☆10月31日に開催されるセミナー「拡大するロードサイド決済ビジネス」では、Edyのロードサイドでの展開や様々なCRM機能、Honda C-cardなど自動車ビジネスでの活用事例などが、さらに詳しく紹介される予定です。
☆セミナーの詳しい内容および申し込み
(会場の定員に達しますと締切となります)
http://www.rbbtoday.com/bch/seminar/2006-10-31-S06308.html

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《神尾寿》

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