日産自動車のカルロス・ゴーン社長は26日の中間決算発表の席上、決裂した米GM(ゼネラルモーターズ)との提携交渉の経緯を説明するとともに日産が「新たな(提携)パートナーを探す必要に迫られているわけではない」と強調した。
さらにパートナーを「求めているわけでも、働きかけているわけでもない」と述べた。その一方で、他企業との提携がもたらす価値を考えると「(アライアンスの)可能性を模索することは、ステークホルダーに対する責任」とも語り、案件に応じて提携を検討する考えも示した。
GMとの提携の検討では「大きなシナジー効果の可能性があった」ものの「とにかく意見が一致しなかった」と述べた。