【新聞ウォッチ】トヨタ セルシオ、ドアの欠陥で重傷事故

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2006年11月7日付

●飲酒運転日本は甘い85% ひき逃げ罰則強化、97%賛成、本社全国世論調査(読売・2面)

●路線バス廃止急増(読売・3面)

●セルシオドア事故18件、補助装置作動、指挟まれ骨折も、国交省が調査(読売・39面)

●上海工業区、日本企業立ち退き、F1会場赤字、背景か(産経・2面)

●中国の自動車販売 日本を抜き2位へ、来年は800万台生産(東京・8面)

●ハイブリッド車 GM、上海で生産、08年から合弁で(東京・8面)

●自動車、海外向け増産急ぐ、現有設備フル活用、日本車販売増、機会逃さず(日経・11面)

●韓国輸入車販売、ホンダ初の首位、10月SUV好調(日経・11面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の高級乗用車『セルシオ』で、ドアに指を挟まれて手の指を骨折するなど重傷を負う事故が発生したことが明らかになったという。きょうの読売が社会面のトップで報じている。

記事によると、半ドアの状態からドアを自動的に閉める補助装置「イージークローザー」の作動により、ドアに指を挟まれるなどの事故が2000年9月以降、全国で18件起き、うち9件は手の指を骨折する重傷を負った事故だったという。同様の補助装置はメルセデスベンツやBMW、日産などの高級車にも装備されており、国交省は調査に乗り出したという。

セルシオは今年9月、レクサス『LS』としてモデルチェンジしたが、イージークローザーは全車標準設定。「高品質」と「最高のおもてなし」が売り物で富裕層の獲得を狙っている。ドアの補助装置とはいえ、“想定外”の負傷事故でイメージタウンは避けられない。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る