「ドライビングによってわくわくするような高揚感を味わえるクルマ、意のままに操れるクルマ、それが『スカイライン』の資質。その目標は完全に達成できた。性能はもちろん、ドライビングプレジャーの面でも、まさに飛躍的と呼べる進化を果たすことができたと思う」
「V36」型日産『スカイライン』(11月20日発表)の開発責任者を務めた大澤辰夫氏は、新型『スカイライン』の出来映えについて、大いに自信を示す。
日米両国でクルマの開発に携わってきた大澤氏は自身、大のドライブ好きだという。現在の愛車は現行『スカイラインクーペ』。過去にさかのぼっても、愛車のほとんどは『シルビア』『フェアレディZ』などのスポーティカーだ。それだけに、ドライビングプレジャーについては特段のこだわりを持っている。
「今はクルマを選ぶさい、ドライビングプレジャーはあまり重視されていません。ですが、ドライビングは本来、本当に楽しいこと。その喜びを、スカイラインを通じてユーザーの皆様に再び感じていただきたいというのが願いです」(大澤氏)
先代モデル同様、北米においては高級スポーティセダン、インフィニティ『G35』として販売される新型スカイラインだが、先代モデルがもともとスカイラインの名を冠する予定がなかったモデルを急造的にスカイラインに仕立てたものだったのに対し、新型は最初からスカイラインらしい運動性能を意識して設計されたという点で大きく異なる。
V6エンジン+5速ATのみというパワーパッケージに往年のスカイラインの面影はないが、ドライビングプレジャーというスカイラインのスピリットは継承されているというのが日産の主張だ。ディーラーの試乗会などで、その仕上がりぶりを試しておきたい。




