スリップしたダンプがクルマを弾き飛ばす 車外の5人死傷

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16日朝、北海道釧路町内の国道44号で、凍結路面でスリップして立ち往生していた乗用車に対し、後続の大型ダンプトラックが衝突する事故が起きた。クルマは弾き飛ばされ、車外に避難していた乗員に突っ込み、1人が死亡、4人が重軽傷を負っている。

北海道警・釧路署によると、事故が起きたのは16日の午前8時20分ごろ、釧路町別保付近の国道44号で44歳の女性が運転するクルマが凍結路面にハンドルを取られてスピン。2車線を塞ぐような状態で立ち往生していた。

乗っていた5人は車外に脱出したが、直後に後続の大型ダンプトラックが立ち往生したままのクルマに衝突した。路外に向かって弾き飛ばされたクルマが5人を直撃。このうち7歳の男児が全身強打で間もなく死亡。他の4人も骨折や打撲の重軽傷を負った。

警察ではトラックを運転していた45歳の男を業務上過失致死傷の現行犯で逮捕している。調べに対して男は「立ち往生しているクルマに気づいてブレーキを踏んだが、スリップして止まれなかった」と話しているという。警察では最初にスリップした乗用車とほぼ同じ地点でトラックもスリップしたものとみている。

《石田真一》

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