【新聞ウォッチ】仏ルノー、過労を苦に技術者が相次ぎ自殺

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【新聞ウォッチ】仏ルノー、過労を苦に技術者が相次ぎ自殺
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2007年3月5日付

●高速道SA ごみの山、不正投棄6割 処理に15億円 家電、家具、ペットの死骸(読売・1面)

●トヨタ、工場で短縮勤務、再雇用増加へ、週に2−3日、今月から試行(朝日・3面)

●ゴーン流苦に? 自殺続出、4カ月で3人 仏ルノー、開発ラッシュ(朝日・38面)

●F1界も環境配慮、ホンダ車体にたばこ広告外す、バイオエタノール活用も視野(毎日・3面)

●自動車、世界で生産改革 欧米勢に先行、競争力一段と、トヨタ 8車種混流ライン 日産 搬送自動化を拡大(日経・1面)

●06年度、「優れた会社」コマツ、初の首位、本社調査(日経・1面)

ひとくちコメント

カルロス・ゴーン氏が社長兼CEOを務める仏ルノーの新車開発拠点の「テクノセンター」で技術者の自殺が相次いでいるという。きょうの朝日が社会面で取り上げている。

それによると、「会社が求める仕事のペースに耐えられない」などの遺書を残し、昨年10月からの過去4カ月間に30代と40代の男性技術者3人が自殺。

自殺者の家族の中には「毎晩、書類を自宅に持ち帰り、夜中も仕事をしていた」と訴えるなど、検察当局も勤務状況に問題がなかったか捜査に乗り出したという。ゴーン社長の経営戦略による一連の新車開発ラッシュが深刻なストレスを社員に強いているとの見方もある。

日本では奥谷礼子氏の「過労死は自己管理の問題」発言が波紋を呼んでいるが、ルノーでも日産でも自己管理のできない社員はつとまらないようだ。

《福田俊之》

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