日本精機、ベトナムに二輪車用計器の生産工場を新設

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日本精機は、ベトナムのハノイ市に二輪車用計器の製造・販売を行う新会社を設立したと発表した。

新会社はベトナム・ニッポンセイキ(NS)社で、資本金は490万米ドル。ベトナムNS社の工場は2007年4月に着工し、同年10月に竣工する予定。

2008年4月から二輪車用計器を生産開始する。敷地面積は2万2500平方メートルで、建物延床面積が8400平方メートル。土地・建物・生産設備などの総投資額は940万米ドル。

新会社を設立するのは、アジアで二輪車需要が急増しているため、二輪車用計器事業を拡大する。

同社は、アジアでは、中国、台湾、タイ、インドネシアおよびインドに二輪車用・四輪車用計器の製造・販売拠点を設けている。最近、ベトナムでも二輪車市場が伸びており、今後さらに拡大が見込まれることから、新たに二輪車用計器を製造・販売する新会社を設立した。

ベトナムNS社は当面、ベトナム国内の日系二輪車メーカー向けに販売するが、将来はアセアン域内へも拡販していく計画だ。

ベトナムNS社では2008年度に二輪車用計器を年間60万台生産し、売上高1100万米ドルを目指す。2009年度は年間180万台、2012年度には年間280万台を生産する計画。

さらに、ベトナムNS社は、2008年に資本金を700万米ドルに増資する計画。増資分の210万米ドルは、ホンダの連結子会社エイシャン・ホンダ・モーター社と現地の政府系企業マシナリー・アンド・スペア・パーツ社が引き受け、増資後の出資比率は日本精機が70%、エイシャン・ホンダ・モーター社が20%、マシナリー・アンド・スペア・パーツ社が10%となる予定。

《レスポンス編集部》

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