【D視点】フロンティアスピリットは健在なり…ハマーH2

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】フロンティアスピリットは健在なり…ハマーH2
【D視点】フロンティアスピリットは健在なり…ハマーH2 全 12 枚 拡大写真
1
 釣り落とした魚は本当に大きかった!

昨年、ジェネラルモーターズ(GM)は、ハマー『H1』の生産を中止した。GMはニューモデル開発のためと言っているが、燃料の値上がりによる販売台数激減、そのほか色々ささやかれている。

第二次大戦で活躍したジープに代わって、アメリカのミリタリー用の高機動多目的車両として開発されたのがAM ジェネラル社の『ハンビー』。このクルマを日常使用するための最小限の改修とインテリアのデラックス化をしたのが、GMが販売していた大型SUVハマーH1だ。

H1のミリタリーそのものの外観もさることながら、悪路走行に備えたインボードディスクブレーキ、桁外れに大きいアプローチアングル、そして強靭な車体など性能面でも際立った特徴を有している。また、戦車などと同じディーゼルエンジンが基本として採用され、エンジンも水没を避けるために高くセッティングされている等、興味をそそられるアイテムが満載のクルマなのだ。

ちなみに、戦車がディーゼルエンジンを使うのは、燃費の良さによる戦力の向上や、被弾時の火災に強いことが主な理由とされる。

こんな装備を見ると、H1の生産中止は、民生用としては機動力が高すぎるのが本当の理由ではないかと、勘ぐりたくもなるが、極限を望むマニアにとって「釣り落とした魚は本当に大きかった」と言える。

ちなみに『H2』の生産は継続されるので、H2に乗って並のSUVを見下ろす優越感を堪能するチャンスはある。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 続きを読む

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る