【D視点】イギリスデザインの魅力…レンジローバー

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【D視点】イギリスデザインの魅力…レンジローバー
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 ディフェンダーの祖先は?

レンジローバーの元となった、ランドローバーはポピュラーなブランドだが、誕生はそんなに古くない。第二次世界大戦で活躍したアメリカの軍用小型4輪駆動車『ジープ』をヒントにしたと言われており、イギリスのローバー社が1948年に誕生させたのがランドローバーの「シリーズI」。

デザインはレンジローバー以上に、徹底して垂直、水平を基調としたデザインが特徴。ヘッドドランプをグリルの中に入れたデザインや、軍用制式車となるなどジープに似たところも多いが、何処かおっとりした感じが、ジープと違ったチャームポイントとなっている。

以降、「シリーズIV」まで、サスペンションやエンジン等の変更と、それに伴うデザイン改修で、実に半世紀以上、基本的には同じクルマを作り続けている。その為か、イギリスでは月刊専門誌さえ出ているくらいファンも多い。几帳面で実直な感じは日本人のテイストにもマッチしており、日本にも多くのフアンクラブがあるが、2005年に日本での販売を終了したのは惜しまれる。

このブランドは、1989年の『ディスカバリー』誕生を機に、『ディフェンダー』と改名されてしまった。ディフェンダーの祖先がランドローバーというのではなく、ランドローバーの「シリーズ?「」そのものがディフェンダーとなったわけだ。ランドローバーファンには寂しいが、ランドローバー社の主力車種レンジローバー発展のための肥やしとなったと考えて納得するしかない。
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《松井孝晏》

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