気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年5月14日付
●クライスラー売却先、サーベラス最有力、米紙報道(読売・9面)
●アグリ初入賞、琢磨8位、F1スペインGP(読売・25面)
●雛形あきこさんら安全運転呼びかけ、高輪署(東京・18面)
●夏のボーナス、中間集計、トヨタ、最高の143万円(日経・9面)
●埼玉・深谷に工場、車体部品を生産、菊池プレス(日経・9面)
ひとくちコメント
ダイムラークライスラーの北米クライスラー部門の売却交渉が大詰めを迎えている。米紙『デトロイト・ニューズ』(電子版)が北米クライスラー部門の売却先として、米投資会社サーベラスが最有力候補に浮上したと報じた。きょうの読売などが取り上げている。
同紙によると、ダイムラーは、クライスラー買収に名乗りをあげていたサーベラスと2週間前から詳細な協議を続けている。一方、カナダの自動車部品メーカー大手マグナ・インターナショナルなど他の売却先候補は「脇に置かれている」状態だという。
サーベラスは昨年、GMから金融子会社GMACの株式の51%を買い取った。報道によると、GMACとクライスラーの金融部門の統合も買収協議の一つとなっているという。ハゲタカファンドと部品メーカー、従業員にとってはどちらが幸せになるのだろうか。