東レ、植物繊維強化ポリ乳酸プラスチックを開発

エコカー 燃費
東レ、植物繊維強化ポリ乳酸プラスチックを開発
東レ、植物繊維強化ポリ乳酸プラスチックを開発 全 1 枚 拡大写真

東レはこのたび、ポリ乳酸(PLA)とセルロールを主成分とする植物繊維をコンパウンドして、耐熱性と剛性、成形性を向上させた植物繊維強化PLAプラスチックを開発した。

PLAは、トウモロコシなどの植物に含まれるデンプンを発酵して作られる乳酸を重合して製造するバイオポリマーで、石油資源の節約をはじめ、二酸化炭素の排出量を抑制するカーボンニュートラル効果により、地球温暖化の防止に貢献する環境低負荷素材として期待されている。

今回開発されたPLAプラスチックは、バイオマスプラスチックで世界最高レベルの150℃の耐熱性をはじめ、従来のPLAプラスチックに対して2倍の剛性と成形時間の大幅な短縮を実現している。そのうえ、植物繊維を混ぜても優れた成形外観が得られるなど、バイオマスプラスチックの物性を抜本的に改良した画期的な製品。

東レでは今後、自動車部品をはじめ、電機・電子部品、土木・建築資材、家具等に幅広く用途開発を進めていく方針だ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  5. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る