フォード、ブラジルでサブコンパクトカーを生産予定

自動車 ビジネス 企業動向
フォード、ブラジルでサブコンパクトカーを生産予定
フォード、ブラジルでサブコンパクトカーを生産予定 全 1 枚 拡大写真

フォードは、ブラジル、サンパウロの近くにあるサンベルナルド工場で、北米向けサブコンパクトセダンの製造を開始する予定である、と発表した。

燃費の良いサブコンパクトカーを、GMは旧デーウ(大宇)、そしてクライスラーは中国のチェリーとのベンチャーで生産を進める予定。しかしフォードはアジアメーカーとの提携ではなく、独自にサブコンパクトの生産を進める予定だという。

実はフォードは北米のメーカーとしてサブコンパクトクラスの車をラインナップに揃えていない唯一のメーカー。最近まで北米ではサブコンパクトは重要視されていなかったが、ガソリン高、高まる燃費規制などのあおりで、今やサブコンパクトを持つことはメーカーにとっての至上課題となっている。

フォードが新規に生産予定のサブコンパクトカーについて、現時点では名前も未定だが、フォードは2010年には販売を開始する予定だという。

このフォードの決断について、ブラジルの労働コストが中国などに比べて高く、その割に質が低い、と評価されていることから批判する向きもあるが、フォードでは「メキシコの労働コストよりもブラジルが安い」ことを理由に挙げている。

しかし現時点で影も形もないフォードのサブコンパクトが、実質あと2年で市販可能なレベルになるのか、またどんなデザインの車が登場するのか、市場の興味が集まっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る