【D視点】たまにはフランス生まれもいかが…シトロエン C4 ピカソ

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】たまにはフランス生まれもいかが…シトロエン C4 ピカソ
【D視点】たまにはフランス生まれもいかが…シトロエン C4 ピカソ 全 15 枚 拡大写真
2
「デザイン好き」なフランス人

「芸術の都パリ」---使い古されたフレーズだが、今でもパリはアーティストやファッションデザイナーの舞台となっている。行政も、若手の芸術家のために集合住宅を作るなど、芸術振興に一役買っている。これを、経済効果を見込んだフランス人のしたたかさだと見る人がいる。

しかし、フランスのデコラティブな街路灯をはじめとした公共物や、お菓子のようにメルヘンチックな別荘の建物などを見るにつけ、フランス人は手の込んだ華やかなデザインがないと満足できない気質で、この「デザイン好き」が、芸術に力を入れる原動力だと考えられる。

【画像全15枚】

クルマも例外ではなく、デザインに凝りすぎ一時は経営不振になるくらいの、シトロエンの「デザイン好き」は知られている。が、最近のシトロエンデザインは、意識して抑えているのか、ずいぶん普通になっている。

C4ピカソのインテリアは、これまでのミニバンでは考えられない空間表現で思う存分デザインをしたが、エクステリアデザインは普通に収めた。このバランスは、熟慮した結果なのであろうか?

日本のデザイナーは、“サジ加減の工夫”と言いそうだが、シトロエンのデザイナーは、そのような安易な妥協はしない気がする。何がおこっているのか、ヨーロッパのミニバン事情を探ってみよう。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 続きを読む

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三輪EVミニカー「アーバントライカー」、ドア付きの3色を発売 価格は132万円から
  2. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  3. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  4. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
  5. 雪道での長時間立ち往生に備えた防災寝袋、 冬の車中泊にも…ベアーズロックが開発
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る