【新聞ウォッチ】東京大気汚染訴訟、11年ぶりの全面和解

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2007年7月3日付

●「東京大気汚染」全面和解、車7社負担額排ガス割合で(読売・1面)

●燃費の計測方法今月から新方式、経産・国交省(読売・8面)

●けいざい一話、「海のレクサス」トヨタ攻勢(朝日・10面)

●新車販売180万台割れ、30年前の水準、軽乗用は伸び続く07年上半期(朝日・11面)

●自動車用リチウムイオン電池、トヨタと松下、共同開発(毎日・10面)

●高齢者の交通事故死急増、信号無視や横断、過失8割、上半期(産経・27面)

●「大気汚染」和解受け入れ自動車7社は‘例外’強調訴訟拡大に警戒感(東京・9面)

●GM・フォード事業売却急ぐ、高収益部門も対象(日経・9面)

●自動車各社、新車12種下期テコ入れ(日経・11面)

●広島−東海地区物流に鉄道利用、マツダ(日経・11面)

●日産の新施設が稼働、実車使い不具合計測(日経・13面)

●新入社員の意識、活気のある会社はトヨタ自動車、あこがれの経営者は松下幸之助氏、今年度能率協会まとめ(日経・15面)

●トヨタ元部長ら不起訴へ 熊本地検、RV欠陥放置で事故、リコール義務問えず(日経・43面)

ひとくちコメント

都内のぜんそく患者らが国や都、自動車メーカー7社を対象に訴えた「東京大気汚染訴訟」の和解協議が決着した。原告とメーカー側が東京高裁の和解案を受け入れる意向を正式に伝えたもので、11年を経て和解が事実上成立する見通しだ。きょうの読売、東京が1面トップ、他紙も大きく報じている。

読売、毎日、産経は「社説」でも取り上げ、各紙とも環境改善につながるとして「今回の和解には高く評価できる」(毎日)という好意的な論評だ。

ただ、11年も費やした訴訟が、何故、この時期に急転直下で双方が受け入れたのか。ここまで長引けば政治的な判断での決着も避けられないだろうが、見方を変えればこの決着も安倍政権の参院選前のパフォーマンスとも見られなくもない。

《福田俊之》

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