【D視点】デザインを考えるチャンス…Mini、MINI、新型MINI

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】デザインを考えるチャンス…Mini、MINI、新型MINI
【D視点】デザインを考えるチャンス…Mini、MINI、新型MINI 全 12 枚 拡大写真
3
「生真面目」がドイツのデザイン

ドイツと聞いて、ビールやソーセージを思い浮かべ舌なめずりする食いしん坊もいるだろうが、ロマンティック街道や古城街道など観光の思い出を語る人が多い。もちろんクルマを第一に思い浮かべる人は多いし、最近ではサッカーで有名になったシュツットガルトなどの、清潔な町並みに感動した人もいそうだ。

総じてドイツの印象は、何事につけがっしりした作りと、「生真面目」に感じるくらいの清潔感に行き着くが、同時にドキドキするような楽しさの無いことにも気付かされる。これは、ドイツのデザインの印象にも似ている。

【画像全12枚】

その反対がイギリスで、人生を楽しくするためにウイットを乱発するように、デザインにもウイットを求めるようだ。それが、デザインの洒落っ気につながっているような気がする。

デザインは、変わるものと、変わらないものとの組み合わせで成り立っていると考えたことがある。変わるものは技術や流行のようなものであり、変わらないものは、美的バランスや、民族的好みなどがあげられる。

今やクルマの世界ではドイツを抜きには考えられない。とりわけ日本ではドイツ車がベンチマークとなるなど、ドイツデザインの人気も高くなっている。良い機会なので、Mini、MINI、そして新型MINIを比較して、お国柄とデザインについて考察することを勧めたい。

D視点:デザインの視点
筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)---デザインジャーナリスト。元日産自動車。「ケンメリ」、「ジャパン」など『スカイライン』のデザインや、社会現象となった『Be-1』のプロデュースを担当した。
  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
  5. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る