気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
`2007年8月10日付
●車の普及台数、初の減少、自動車検査登録情報協会発表(読売・10面)
●トヨタ・富士重 共同開発 スポーツカー検討(朝日・1面)
●社説:大気訴訟和解、空をきれいにする出発点だ(毎日・5面)
●日産、スズキ 中越沖地の減産取り戻せ、夏休み一部返上 トヨタなど他社は予定通り(日経・11面)
●フォードCEO マツダとの関係「絶対維持する」(日経・11面)
●バイオディーゼル燃料、軽油より安く生産、同志社大など2割減(日経・15面)
●ブリヂストン営業益21%増、6月中間 住友ゴムは経常益25%増(日経・17面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車と富士重工業が、スポーツカーを共同開発する方向で調整している、ときょうの朝日が1面準トップで報じている。
記事によると、スポーツカーはトヨタブランドで発売。富士重工独自の「水平対向エンジン」の搭載も検討し、秋までに詳細を詰めるという.また、トヨタの子会社・ダイハツ工業からは、富士重工に小型車を供給することも計画しているという。「05年10月に資本提携した両社にとって国内での提携事業第1弾となる」(朝日)としている。
この記事が1面で取り上げるほどのニュースバリューがあるかどうかは別にして、朝日が独自の取材で入手した記事であることでは大いに評価したい。最近の自動車関連のニュースといえば、大半が発表記事。企業側のサービス体制も充実し、日産自動車などは毎日のようにリリースを配布しているケースもある。
その日産などはあすから19日までお盆休み。この期間中は発表も少ない。どんなオリジナルのニュースが飛び出すのか、担当記者の腕だめしでもある。