「新しい価値、生活スタイルを提案していくことが重要だ」---。日産自動車の志賀俊之COOは22日に行われた新型『エクストレイル』の発表会でこう強調した。
国内の新車市場は低迷が続き、特に『エクストレイル』がターゲットとしている20代の若い世代ではクルマ離れが進んでいる。それだけに志賀COOの話はもっともなことだ。
「今回のエクストレイルについては、徹底した市場調査を行い、お客様のわがままを最大限に取り入れた」と志賀COOは話し、たとえば後部荷室で上に大きな荷物を載せても、その下に収納ケースを設けて小物が自由に取り出せるなど新しい工夫も行っている。
同時に販売面では、前線の販売員にもっとクルマに詳しくなってもらう必要があるということで、「試乗を通じた研修を増やす」(志賀COO)予定だ。そのための施設を9月下旬神奈川県の追浜事業所内にオープンする。