慌てて走ってカーブを逸脱、集団下校中の小学生に突っ込む

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3日午前、大阪府河内長野市内の市道を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の歩道を歩いていた集団下校中の小学生の列に突っ込んだ。この事故で小学生5人が重軽傷を負っており、警察はクルマを運転していた31歳の女を逮捕した。

大阪府警・河内長野署によると、事故が起きたのは3日の午前11時50分ごろ。河内長野市大矢船北町付近の市道を走行していた乗用車がカーブを直進するようにして路外に逸脱。道路左側の歩道に乗り上げ、この歩道を歩いていた集団下校中の小学生の列に突っ込んだ。

列には約20人の小学生がいたが、クルマは列の後部を直撃。11歳の男児が左足を骨折する重傷。他の男児4人が転倒した際に打撲などの軽傷を負っている。警察ではクルマを運転していた31歳の女を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕した。

現場は片側1車線の緩やかなカーブ。逮捕された女は負傷した小学生が通う小学校でボランティア活動をしていた。調べに対して女は「下校中の小学生の列が見えたので、接触してはいけないと対向車線側に入ろうとしたが、カーブの先から対向車が迫っているのが見えたため、慌ててハンドルを左に切った」などと話している。

警察では急ハンドルが原因でカーブを逸脱。速度がある程度高かったこともあり、そのまま歩道に乗り上げたとみている。女は急に降りだした雨を見て、自宅に洗濯物を取り込みに行く途中だったとのことで、慌てる心が事故被害を拡大した可能性もあるとみて、事故に至った経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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