『CTS』のさらに下を受け持つエントリーキャデラックが『BLS』。フランクフルトモーターショーではワゴンボディがワールドプレミアとなった。「アート&サイエンス」のデザインテーマを引き継ぎながら、欧州市場を意識してかディーゼルエンジンもラインアップする。
ただ、BLSの登場時からそうだったが、内外装ともに質感は今ひとつ。ブランドが確立している欧州フォードはともかくとして、他のアメリカのブランドは下手に欧州の顧客にすり寄らずに独自の価値観のモノを持ち込んだ方が結果的に受けることが多い。
『ハマー』や『ラングラー』や『300C』や『PTクルーザー』がヨーロッパの市場で受け入れられている理由をもうちょっと考えてみるべきでは…。