昭和電工、高純度アルミニウム箔を値上げ

自動車 ビジネス 企業動向

昭和電工は、コンデンサー用高純度アルミニウム箔の圧延加工賃を値上げすることを決定し、顧客との交渉を開始したと発表した。

コンデンサー用高純度アルミニウム箔は薄型テレビ、携帯電話などのIT関連製品を中心に需要が拡大しており、堅調な需要に対応し、休日出勤や人員増等による生産体制の強化や、メンテナンス工事の期間の短縮化を行って増産している。しかし、現時点ではすべての注文に対応できていないのが現状だ。

また、原料に使用される高品位のアルミニウム地金の価格が一般のアルミニウム地金の市況とは別にさらに上昇を続けていることや燃料などに使用している重油価格や副資材などの価格上昇もあり、採算が厳しい状況にある。

同社ではこれまで、生産の効率化などによりコストアップ分の吸収に努めてきたものの、今後の安定供給体制の維持のためにも、採算の厳しい一部の製品に関しては値上げせざるを得ないと判断したとしている。

値上げ幅は圧延加工賃の7−15%で、10月1日出荷分から値上げする計画だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る