昭和電工、高純度アルミニウム箔を値上げ

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昭和電工は、コンデンサー用高純度アルミニウム箔の圧延加工賃を値上げすることを決定し、顧客との交渉を開始したと発表した。

コンデンサー用高純度アルミニウム箔は薄型テレビ、携帯電話などのIT関連製品を中心に需要が拡大しており、堅調な需要に対応し、休日出勤や人員増等による生産体制の強化や、メンテナンス工事の期間の短縮化を行って増産している。しかし、現時点ではすべての注文に対応できていないのが現状だ。

また、原料に使用される高品位のアルミニウム地金の価格が一般のアルミニウム地金の市況とは別にさらに上昇を続けていることや燃料などに使用している重油価格や副資材などの価格上昇もあり、採算が厳しい状況にある。

同社ではこれまで、生産の効率化などによりコストアップ分の吸収に努めてきたものの、今後の安定供給体制の維持のためにも、採算の厳しい一部の製品に関しては値上げせざるを得ないと判断したとしている。

値上げ幅は圧延加工賃の7−15%で、10月1日出荷分から値上げする計画だ。

《レスポンス編集部》

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