日産グランドライブ、「海外ディーラーも積極的に招待」と志賀COO
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その会見の席上、志賀俊之COOは「このグランドライブを日産の従業員、販売会社、メディアの方々に開放し、オープンな施設にする。海外のディーラーも積極的に招待したい」と話した。
志賀COOによると、「グランドライブ」の狙いはいくつかあり、その一つがドライビングプレジャーをユーザーに伝えていくということだ。そのために、テストコースにコミュニケーションの施設をつくった。試乗会などのイベントに一般のユーザーも招待し、その施設でユーザーと直にコミュニケーションを図ろうというわけだ。と同時に、日産の先進技術を体感してもらい、“技術の日産”のPRも狙っている。
また、販売会社や日産の営業担当者に開発者との試乗機会を増やし、「作り手の熱い思いをお客に伝える」(志賀COO)。その表れなのか、「グランドライブ」の利用計画についても、広報やマーケティング関係の部門が開発部門より優先されており、利用の6割を占めているそうだ。
《山田清志》