検問突破後の逆走に危険運転罪を適用

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今年1月、広島県廿日市市内の国道2号で逆走起因の事故を起こし、順走車を運転していた男性に重傷を負わせた33歳の男について、検察庁・広島地検は21日、危険運転致傷と道路交通法違反の罪で起訴した。逆走を故意によるものと判断している。

同地検によると、問題の事故は今年1月12日未明に発生した。広島県広島市佐伯区内の国道2号で行われていた飲酒検問を普通トラックが突破。その後、このトラックは約3kmに渡って逃走。廿日市市佐方付近の国道2号・西広島バイパス上り線を逆走し、対向の大型トラックと正面衝突する事故を起こした。

この事故で大型トラックを運転していた男性が重傷、逆走した普通トラックを運転していた33歳の男も骨折などの重傷を負った。逆走車を運転していた男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。飲酒運転の発覚を逃れて検問を突破。逮捕されたくない一心で逆走を強行していたこともわかった。

検問突破後の逃走中に事故を起こしていることから、検察では「逆走は故意だった」と判断。悪質事案として危険運転罪の適用を決め、21日までに起訴した。逆走行為に危険運転罪の適用を行うのは同地検では初めてで、全国的にも珍しいという。

《石田真一》

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