富士通テン、フィリピン子会社が CMMI でレベル3を達成

自動車 ビジネス 企業動向

富士通テンは、開発・設計子会社である富士通テンソリューションズフィリピンが、ソフトウェア開発におけるプロセス改善能力を評価するための基準「CMMI」でレベル3を達成したと発表した。

CMMIは、世界のソフトウェア開発企業が品質目標として掲げる指標で、レベル1から5に分かれている。レベル5までに約500の目標要件と実施要件が定義されており、レベル3でも400以上の目標要件と実施要件を満たす必要がある。

カーオーディオや自動車の走行を制御する電子機器に組み込まれるソフトウェアなどを開発・設計する企業でレベル3を達成したのは世界でも数社にとどまる。

富士通テンソリューションズフィリピンは、カーオーディオや自動車用エンジン制御コンピュータ、開発評価用シミュレータ「CRAMAS」に組み込まれるソフトおよびハードウェアの開発・設計を手掛けている。

最近の自動車の電子化の進展に伴って組み込まれるソフトウェアの重要性が一層高まっており、同社でも、ソフトウェアの品質と生産性、開発効率の向上が大きな課題となっている。

このため、2003年からソフトウェア開発プロセス改善活動を始め、2005年には目標をCMMIのレベル3達成に設定し活動を強化、この結果、CMMIの公式審査を担当しているフィリピンの認定会社にレベル3の達成を認められた。

今後、2010年にCMMIのレベル5達成を目指す。

《レスポンス編集部》

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