積載のクレーン車はみ出し事故で書類送検

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今年4月に高知県大豊町内の国道32号で大型トレーラーの荷台からはみ出したクレーン車に対向車が衝突し、1人が死亡した事故について高知県警は26日、クレーン車を管理する会社と、トレーラーを運行した会社を道路法違反容疑で書類送検した。

高知県警・本山署によると、問題の事故は今年4月4日の午後1時35分ごろ発生した。大豊町寺内付近の国道32号を走行していた大型トレーラーに積載されていたクレーン車の一部が対向車線側にはみ出し、対向車線を順走していた52歳男性の運転する軽乗用車など2台と衝突した。軽乗用車は大破し、運転していた男性が死亡、後続の乗用車に乗っていた3人が重軽傷を負った。

クレーン車はトレーラーの荷台に分解された状態で搭載されていたが、カウンターウェイトと呼ばれる部品が対向車線側へ約2mはみ出た状態となっていた。警察では運転していた男を業務上過失致死傷容疑で逮捕。積載が行われた状況についても調べを進めていた。

その結果、事故当時は特大貨物輸送時に必要とされる誘導車両を前後に配置していなかったことが判明、他にも輸送上の問題が発覚した。警察では道路法違反の疑いもあるとして捜査を続けていたが、クレーン車の分解を行った会社と、輸送したトレーラーを運行していた会社を同法違反容疑で26日までに書類送検した。

《石田真一》

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