三愛石油に格付けBaa2を付与…ムーディーズ

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ムーディーズ・インベスターズ・サービスは1日、三愛石油に発行体格付け「Baa2」を付与した。格付けの見通しは安定的で、ムーディーズが同社に格付を付与するのは今回が初めてのことになる。

三愛石油は日本のガソリン市場で4.9%のシェアを有する大手燃料油販売業者で、その特徴は独立系石油販売業者としての事業を展開しながら、主要ブランドの石油製品をOEMベースで売買していることだ。同社が扱うブランドはエッソ、モービル、ゼネラル、キグナス、シェル、エネオス、九州石油と多岐にわたる。

このような戦略によって、同社は石油精製業者に対する影響力を有しており、今後も利益を維持できる。また、羽田空港に航空燃料の給油・貯蔵施設を有し、航空燃料の取扱業者として支配的地位にある。

このようなことから、同社の全体的な業績は安定化し、石油業界が精製能力過剰であっても同社のマーケティングに向けた取り組みの強化によって、元売り業者との関係において重大な課題に直面する可能性は低いとムーディーズは見ている。

《山田清志》

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