気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年11月2日付
●使途広げ権力死守、道路特定財源の行方(下)(朝日・10面)
●10月国内新車販売 トヨタシェア50%超 業界全体28か月ぶり増(毎日・10面)
●ガソリン、150円台 石油製品高騰、冬の生活直撃(毎日・11面)
ひとくちコメント
日本自動車販売協会連合会が発表した10月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)によると、トヨタ自動車のシェア(市場占有率)は51.6%と初めて過半数を占めたという。きょうの各紙が大きく報じている。
業界全体の販売台数も前年同月比2.0%増の26万9221台と05年6月以来2年4か月ぶりに前年実績を上回ったものの、日産、ホンダはマイナスとなり、トヨタの「独り人勝ち」(日経)が鮮明になった。
東京モーターショーでも、ステージショーのパフォーマンスも見応えがあり、来場者へのメッセージの伝え方もわかりやすい。厳しい目で経営に取り組む豊田章男副社長が国内営業担当に就任した“効果”と、そうしたモーターショーなどで地道な努力がシェア50%に結びついたのだろう。