太平洋工業の中間期決算…増収減益 費用負担が増加

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太平洋工業が8日発表した08年3月期中間連結決算は、中間期として4期ぶりの営業減益になった。売上高は増加したものの、必要経費がかさみ減益幅が膨らんだ。

売上高は前年同期にくらべ8.4%増の431億円と、6期連続で増加したが、営業利益は同24.7%減の15億円、経常利益は同17.2%減の17億円、当期純利益は同15.8%減の11億円にとどまった。

トヨタ向けが中心のプレス・樹脂部品は、トヨタの生産台数の増加で売上高が前年同期にくらべ3.9%増となったものの、減価償却費、外部委託費、検査強化などの費用がかさみ、営業利益は同61.5%減と、大幅なマイナスになった。

タイヤバルブは、TPMS(直接式タイヤ空気圧監視システム)の北米での搭載車種拡大により、売上高が前年同期にくらべ21.1%増となった。営業利益は、原材料高の影響で、前年同期比7.6%増と、前中間期の伸びを下回った。

《編集部》

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