住金と住商の合弁会社、中国で第2鍛造プレスラインを営業運転

自動車 ビジネス 企業動向
住金と住商の合弁会社、中国で第2鍛造プレスラインを営業運転
住金と住商の合弁会社、中国で第2鍛造プレスラインを営業運転 全 1 枚 拡大写真

住友金属工業と住友商事の合弁会社、恵州住金鍛造有限公司はこのほど、第2鍛造プレスラインの営業運転を開始した。投資額は約30億円で、年産能力は100万本。

住金と住商の両社は2003年7月、中国での鍛造クランクシャフトの飛躍的な需要増大に対応するため、広東省に恵州住金鍛造有限公司を設立した。その後、ティッセンクルップ・チャイナ(TKC)の事業参画を経て、04年11月に営業運転を始めた。

資本金は2968万ドル(約34億円)で、出資比率は住金51%、住商15%、TKC34%。トップは住金の森田浩二専務が務める。

恵州住金では、旺盛な需要拡大を背景に、05年11月に第2ライン(5000トンプレス)の設置を決定し、建設を進めてきた。このほど、それが完了し、営業運転の運びとなったわけだが、当初計画より約2か月前倒しされているという。

今回の第2ラインの稼働により、生産能力が80万本から180万本に増加するだけでなく、第2ラインはツイスト(ねじり)設備も装備しているため、V型の鍛造クランクシャフトの製造も可能だ。恵州住金は今後のさらなる需要拡大に対応すると同時に、顧客の多様なニーズにも対応し、鍛造クランクシャフトの拡販を図っていく方針である。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  2. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
  3. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  4. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  5. BYDの3000馬力EV『YANGWANG U9』、496.22km/hで世界最速市販車に…ブガッティ『シロン』超えた
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る