横浜ゴムが発表した2007年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比13.9%増の2533億円、営業利益が同3.7倍の121億円、経常利益が同3.5倍の108億円となり大幅な増益となった。
海外でのタイヤ販売が大幅に伸び、原材料価格の高騰や流通コストを中心とする販管費の増加を吸収した。また値上げの浸透が進んだことや、為替レートが想定より円安に推移したことも増益に寄与した。
中間純利益は同3.9倍の130億円だった。北米子会社の収益改善などに伴う税効果により法人税が減少した。
タイヤ事業は、売上高が同16.2%増の1887億円、営業利益は同8.0倍の90億円だった。国内の市販用が微減だったものの、海外販売が大幅に伸長した。米国やアジアの子会社の収益改善も進み、利益を押し上げた。
通期の連結決算は前回発表した予想を据え置いた。