いすゞ、通期経常利益を20億円上方修正

自動車 ビジネス 企業動向
いすゞ、通期経常利益を20億円上方修正
いすゞ、通期経常利益を20億円上方修正 全 1 枚 拡大写真

いすゞ自動車が12日発表した2007年9月中間決算は、国内やタイでの販売落ち込みを中国や中近東、中南米などで補ったものの、営業利益は前年同期比16.2%減の483億円と減益になった。通期予想は売上高、経常利益を期首より小幅上方修正した。

中間期は需要が落ち込んでいる国内販売が29.8%減の3万8000台にとどまった。ただ普通トラックについては32.2%のシェアを確保、日野自動車を抜いて40年ぶりにトップとなった。海外は資源国などが好調で9.3%増の18万4000台となり、世界販売は横ばいだった。

円安効果もあって売上高は6.0%増の8745億円と増収になったが、経常利益は14.3%減の538億円、純利益は33.2%減の370億円にとどまった。

減益となったものの、中間期の利益は期首見込みより営業利益でプラス43億円となるなど「上ぶれしている」(細井行社長)。ただ、細井社長は「原油高やサブプライムローン問題などの不透明要因がある」とし、通期の予想は売上高と経常利益の増額にとどめた。

売上高は1000億円増額の1兆7500億円(前期比5.2%増)、経常利益は20億円増の1070億円(6.7%減)とし、営業利益は据え置きの1000億円(6.5%減)の予想。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る