「人工知性を想像する」神林長平×円城塔、SF作家によるセミナー

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
「人工知性を想像する」神林長平×円城塔、SF作家によるセミナー
「人工知性を想像する」神林長平×円城塔、SF作家によるセミナー 全 4 枚 拡大写真

東京・秋葉原で10月20・21日に開催された産学連携推進機構主催の「アキバ・ロボット運動会2007」。同イベントの一環として、20日に早川書房によるロボットSFセミナー「“人工知性を想像する”神林長平氏×円城塔氏」が開催された。

【画像全4枚】

今回の対談形式のセミナーは、SFファンにとっては興味深い取り合わせだ。神林氏は、ファンによって選ばれる星雲賞を『戦闘妖精・雪風』(早川書房刊)シリーズ2作(3作目は現在連載中)などで、小松左京氏とタイ記録となる4度も受賞するなど、現代の日本SF界の第一人者。

一方の円城氏は、『オブ・ザ・ベースボール』が第137回芥川賞にノミネートされ、第104回文學界新人賞を受賞した新人作家。早川書房からは『セルフ・リファレンス・エンジン』が発売されており、その書評を担当し、高評価しているのが神林氏だ。円城氏は、神林氏に大変な影響を受けたそうである。

セミナーは、SFマガジン編集長塩澤快浩氏の司会によって進行した。人工知性やロボットについて、両氏が自らの考えを披露したほか、自著に登場する人工知性やロボットについてのコメントが出されたり、最新作の今後の展開などが語られたりした。円城氏はまだ著作が少ないため、自著に登場する人工知性やロボットについては、どちらかというと神林氏の作品をメインに進んだ。

神林氏し、実は明確なロボットの「定義」を決めていなかったという。戦闘妖精・雪風で主人公が乗る戦闘機「雪風」には人工知性が搭載されているが、もちろん戦闘機なのでロボットではない。また、人気作『火星』シリーズ3部作に出てくる「機械人アミシャダイ」については、読者はアンドロイド(人型ロボット)と認識している人が多いが、作者自身としては「機械」なのだという。

神林氏の考えるロボットとは、感覚的に「かわいい」が重要らしく、「ホンダ『ASIMO』は間違いなくロボット」だそうで、その先祖の「Pシリーズ」などは等身大で迫力があるからロボットに含めたくない模様。最終的にロボットの定義に関しては、「宿題にさせてください(笑)」であった。

故・手塚治虫氏の名作『鉄腕アトム』については、「あれはアニメとかマンガだよね」というコメントだった。あそこまでいくと、リアリティがないという意味と思われる。『機動戦士ガンダム』のモビルスーツに代表される人型兵器に関しては、「『ガンダム』は乗り物でしょう。大きすぎてかわいくないし」(笑)という意見であった。

《デイビー日高》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ラガー』30年ぶり復活か?…土曜ニュースランキング
  2. 新東名・NEOPASA浜松で「“航空祭”フェスティバルIV」開催! 6月13日から
  3. トヨタ『ライズ』がRAV4デザインに!? 次期型が驚きの進化、国内トップSUVの最新情報
  4. ホンダ『N-BOX』の運転席を収納力アップ! 簡単設置の専用「ダッシュボードトレイ」発売
  5. 車の黒樹脂パーツが白くなる原因と対策、洗車後に差が出るメンテナンス方法~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. BYD、Huawei、Xpengが示す中国自動車産業の次なるステージとは…匠新[インタビュー]
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. AIドライブレコーダーで道路損傷を自動検出、「道路巡回ソリューション」共同開発…電気興業とサイバーコア
  5. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
ランキングをもっと見る