神戸製鋼、古河スカイなど4社、中国でマグネシウム地金製造会社に資本参加

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神戸製鋼所、古河スカイ、住友軽金属工業、アルコニックスの4社は中国のマグネシウム大手生産事業者の太原易威マグネ業有限公司と合弁で、中国山西省太原市にマグネシウム地金製造を行う会社を設立したと発表した。

4社が参加するマグネシウムプロジェクトは、今年8月にアルコニックスが単独で資本参加を表明したプロジェクトと同一のもので、その後軽圧3社が新たに資本参加を決定したもの。合弁会社は11月7日に中国当局から正式に外資合弁企業として認可された。 

合弁企業の資本金は総額1950万元(約3億円)で、出資シェアは中国側が51%、日本側が49%。日本4社の出資シェアは神戸製鋼と古河スカイが30%、住友軽金属が20%、アルコニックスが20%。また、マグネシウム工場は年間6000トンのマグネシウム地金の生産能力を持つことを計画しており、出資者は出資比率に応じた地金引取権を持つ。工場はすでに建設中で、来年3月には生産を開始する予定。

現在世界のマグネシウム生産量は年間約60万tと推定され、このうち約80%が中国で生産されている。日本の需要家も大半の地金を中国からの調達に依存している。日本側4社は、プロジェクトに出資参加することで、将来にわたって安定的に一定量の中国産のマグネシウム地金を確保する狙いだ。

《レスポンス編集部》

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