逆走の認知症ドライバー、走っている実感もなし

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22日夜、岡山県倉敷市内の山陽自動車道上り線を74歳の男性が運転する軽乗用車が逆走し、これを避けようとした順走のワゴン車が中央分離帯に衝突する事故が起きた。ワゴン車は横転し、7人が重軽傷を負っている。

岡山県警・高速隊によると、事故が起きたのは22日の午後8時50分ごろ。倉敷市矢部付近の山陽自動車道上り線を走行していたワゴン車を運転する24歳の男性が、前方から逆走してくる軽乗用車を発見。衝突を避けようと急ハンドルを切ったが、その弾みで中央分離帯に衝突した。

ワゴン車は横転。後部座席にシートベルト未着用で同乗していた29歳と43歳の男性が車外に投げ出され、頭部や頚部を強打する重傷。運転していた男性を含む5人も打撲などの軽傷を負った。逆走してきたクルマはそのまま逃走。通報を受けた同隊は約8km離れた場所でこのクルマを強制抑止し、運転していた74歳の男性を確保した。

警察では自動車運転過失傷害などの容疑で男性から事情を聞いているが、この男性は認知症による通院歴があり、警察の調べに対しても「運転していたかどうか覚えていない」などと供述しているという。男性は広島県福山市の自宅から姿を消したとして、家族が捜索願を出していたという。

《石田真一》

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