外環 練馬-世田谷間、基本計画に格上げ

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国土交通省は25日、第3回国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)を都内で開き、東京外かく環状道路(外環)の練馬 - 世田谷間16kmを予定路線から基本計画に格上げすることを決めた。

関越道と東名高速を結ぶ路線で、地元住民の反対により1970年に凍結され、以来30年間の空白期間があったが、01年4月に高架式から地下式に計画変更を行い、地元との話し合いを続けて今年4月には都市計画変更を行っていた。

一方、国の高速道路としての位置づけは予定路線のままだったため、今回の基本計画策定により、建設区間、主たる経過地、標準車線数、設計速度などの基本的事項を決めたものだ。

関越 - 東名間が結ばれれば、都心方向に集中する交通を適切に分散し、通過交通をバイパスさせることが可能になり、環状8号線や首都高速3号渋谷線、同4号新宿線の交通量減少の効果があると見込まれており、従来40分 - 100分程度かかっていた関越 - 東名間の所要時間が約12分に短縮する。

今後、さらに整備計画に格上げ後、着工することになるが、着工時期は未定。総工費は約1兆6000億円で、着工後概ね10年で完成する見込み。

《レスポンス編集部》

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