【2007年の10大ニュース座談会】つながって、こんがらがって

自動車 社会 行政
【2007年の10大ニュース座談会】つながって、こんがらがって
【2007年の10大ニュース座談会】つながって、こんがらがって 全 21 枚 拡大写真

 並べようによっては別の意味が…

高木---そろそろ10本に絞りましょう。「車が売れない」が1位で、トヨタ世界一が2位(笑)。

石田---トヨタ世界一って毎年言う。10位外でいいです。

福田---ダイハツの下に置いたら?(笑)

北島---ネットニュースの見出しっぽく富士スピードウェイ“炎上”なんてのはどうでしょう(笑)。

高木---その見出しだったらトヨタ世界一より上だ。

福田---お祭りってことでGT-Rを上位に、東京モーターショーは5位ぐらい。GT-Rと1本化して「東京モーターショーでGT-R復活」かな。トヨタ・ハイブリッド車10周年100万台と環境パワートレインはいっしょ? それともトヨタマターと各社マターでわけますか。

高木---トヨタよりはメーカー各社の環境対応車を上におきたい。

三浦---でも環境対応車のほうは、ブツがあればともかく「宣言」がニュースかな。2位から7位あたりってどれも微妙(笑)。

北島---ダイムラークラスラー破局が2位になる? 再編の言い出しっぺが別れてしまった。

石田---それより東京モーターショーが上でしょう。

三浦---いや、別れてから、ダイムラーの環境対応コミットメントだったり、クライスラーによるトヨタ重役引き抜きだったり、それぞれに大きなアクションをした。ダイムラーが質で世界一を目指すということと、クライスラーが北米中心に舵を切ったということ。

石田---別れたからできた、と。

高木---原油高騰が7位ですが、原油高騰はニュースというよりバックグラウンドですね。原油高騰と車が売れないとを近づけると因果関係が強調されるので離すと……。

福田---なんだ、トヨタ世界一と富士スピードウェイがくっついちゃったよ(笑)。

三浦---トヨタが多いね、さすがシェア50%(笑)。ハイブリッド100万台とトヨタ世界一を1本にまとめるか。時代のニーズを先取りしてきた結果が世界一なんだよ。

北島---強引ですよ(笑)。

福田---トヨタとしては世界一と言われるより、しっかりした会社だと言われたいだろうね。でも可愛くないよね、世界一でうれしくないなんてさ(笑)。

北島---国際ネタがひとつしかありませんが、超低価格車では無理ですね……。

三浦---10位がITSで次点が環境パワートレイン? ITSもまだ物が出てないから弱いね。プラグインハイブリッドが抜けて、環境パワートレインの順位が上がる。環境パワートレインの話の中にプラグインハイブリッドが入って、リチウムイオン電池問題もこの中に入る。

福田---だんだん順位が固まってきたよ。原油価格は象徴的な出来事だから10位に置こう。いい流れになった。誰もが納得できる10大ニュースだね。

三浦---見出しもいいね。破局とか復活とか炎上とか(笑)。

レスポンス的2007年の10大ニュース
1位
 クルマが売れない!
2位
 ダイムラーとクライスラー破局
3位
 東京モーターショーでGT-R復活
4位
 富士スピードウェイ F1“炎上”
5位
 トヨタ世界一 / ハイブリッド10周年&100万台
6位
 ダイハツ 軽N0. 1
7位
 オンライン地図更新でトヨタ vs ホンダ
8位
 首都高1200円ってどうよ?
9位
 次世代エコカー、各社3年内の投入を宣言
10位
 原油1バレル100ドル時代
次点
 中国で5万元カー登場

■このあたりが当落ライン
■座談会はこれでおしまいに
■東京モーターショーが盛り上がらなかった理由
■車の「魅力」は幻想か?
■並べようによっては別の意味が…

《文責:高木啓》

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る