新日鉄 三村社長が会長職に…財界活動に専念?

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新日鉄は、4月1日付けで、現在空席となっている会長に三村明夫社長が就任、宗岡正二副社長が社長に昇格する人事を内定したと発表した。

三村社長は今年3月で就任5年目となるが、この間、アルセロールとミタルの合併など、世界の鉄鋼メーカーが再編する中で、国内外の鉄鋼メーカーと提携を強化してきた。世界最大手のアルセロール・ミタルへの対抗策がほぼ固まったことから、トップを宗岡氏と交代する。

三村氏は、経団連の御手洗会長の後任ポストを狙っていると見られる。次期経団連会長ポストは、トヨタ自動車の張富士夫会長も狙っているとされており、三村氏は新日鉄会長職に退いて財界活動に専念する。

一方、新日鉄社長に就任する宗岡氏は、八幡製鉄所と富士製鉄所が合併した後の新日鉄に入社した初の社長となる。

《レスポンス編集部》

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