出光興産は、2月の原油処理量を10万キロリットル減産すると発表した。
今回の減産は、2007年12月以降、顕著となっている、灯油をはじめとした石油製品の需要減少に対応するもの。また、2月分として、ジェット燃料の輸入を8万キロリットル見送るとともに、軽油を10万キロリットル輸出する。
今回の減産により、2月の稼働率は、4製油所計で計画していたよりも4ポイントダウンして91%となる。需要の減少傾向が続く場合は、3月も減産を検討するとしている。
原油価格は投機資金の流入で高値水準が続いているもものの、ガソリン価格の高騰もあって需要は低調に推移しており、現在の価格が需給を反映していないことを示している。