大矢アキオ『喰いすぎ注意』…お色気クルマ当てクイズ

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大矢アキオ『喰いすぎ注意』…お色気クルマ当てクイズ
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 家賃1か月分稼げる

昨年(2007年)南ドイツに約1か月ホームステイしていたときのことである。ある晩、プレッツェルを食べながらテレフンケン製テレビのリモコンをいじっていた。

どこの国でも同様に、チャンネルを下げてゆくとボクが好きなマイナー局の宝庫となる。とあるチャンネルで、女性司会者が何やら大声を上げていた。90年代にできたドイツの新興放送局である。最初ボクは、イタリアのB級テレビ局でよく放映されているような「タロット占い」や「トトカルチョ予想」の類かと思った。

しかしテロップには「名前にAが入っている自動車ブランドを挙げよ」と書いてある。
なにやら闘志をかきたてられる番組だ。クルマをネタにしたクイズは、ボクの記憶ではスーパーカーブーム時代に放映されていた『激突 スーパーカークイズ』以来である。

クイズは電話をかけた視聴者の答えが、目張りで隠されているクルマブランド名と合致すると賞金がもらえる仕組みである。ホワイトボードに隠されているブランドは10前後だ。さっそくスタジオに電話がかかってきて、「Ferrari」「Fiat」と次々正解が出た。最初の回答者には300ユーロが、次の回答者には500ユーロが進呈されることになった。

だがその後はひっきりなしに電話が鳴るものの、なかなか正解が出ない。いっぽうで司会のお姉さんは賞金を徐々に釣り上げてゆく。ボクも画面を見ながら、「AC、アームストロング・シドレー、スタンゲリーニ、ディアット…」と、これまでの人生で覚えたカルトなクルマ名を思い浮かべていた。

500ユーロといえば、我が家の家賃1か月分に相当する。部屋に電話があったなら、絶対かけていただろう。

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《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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